HSDラボ

がんばっているのに、いつも疲れている。

それは性格や気合いの問題ではなく、身体の構造かもしれません。 このサイトは、HSD(過可動性スペクトラム障害)とASD・ADHD・感覚の敏感さ(HSP)の関係を、 研究にもとづいて日本語で解説します。

数字で見る、この重なり

50%超
ASD・ADHD・チックのある人のうち、関節過可動がみられた割合(一般人口では約20%)
Csecs ら, 2022(英国)[1]
8.8%
日本の通常学級で「発達障害の可能性がある」とされた小中学生の割合
文部科学省, 2022[2]
15〜20%
感覚処理感受性が高い人(いわゆるHSP。医学用語ではありません)の割合
Aron & Aron, 1997[3]

「関節がゆるい」という身体の特徴と、発達特性・感覚の敏感さは、偶然とは言えない割合で重なることが分かってきています。 なぜ重なるのか——その構造の解説を、このサイトで順番に公開していきます。

このサイトの立場——「虹色の石つきスライム」

このサイトは、生きづらさを「直すべき欠陥」としては扱いません。

生産性がなくても、資本主義的な価値を生まなくても、いるだけで興味深い生き物。 それがこのサイトの出発点です。やわらかくて、よく光って、頭に小さな石がのっている—— そんなスライムを観察するように、まず自分の構造を興味深く眺めるところから始めます。

そのうえで、解説は精神論ではなく物理と生物学で行います。 靭帯のゆるさ、神経伝達、固有受容覚。しくみが分かれば、対処は根性ではなく設計の問題になります。

これから公開していく内容

  • 原因のメカニズム——なぜ疲れやすいのか、なぜ併発するのか準備中
  • ペーシング——スプーン理論とエネルギー管理、物理的な工夫準備中
  • 医療機関との繋がり方——どの科に、どう伝えるか準備中
  • ライブラリ——出典・参考文献の一覧準備中
出典
  1. Csecs JLL, et al. Joint Hypermobility Links Neurodivergence to Dysautonomia and Pain. Front Psychiatry. 2022. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8847158/
  2. 文部科学省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果」2022年12月
  3. Aron EN, Aron A. Sensory-processing sensitivity and its relation to introversion and emotionality. J Pers Soc Psychol. 1997.